天童市 高擶堰 逆さ井戸


2024/11/17

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弊HP 2020/06/14 山寺堰 に山寺堰が高擶堰と天童堰に分かれていく様子をアップしましたが、いろいろ水利関係のサイトを見ていくと高擶堰に『逆さ井戸』という興味をそそられるものが出現しました。その出展は山形県 水土里ネットの『山寺堰周辺マップ』 です。

場所はなんとなくわかるのですが、その地点を明確にチェックしている資料や地図はなくて、ちょっと探しましたが、あの高名な『清池の石鳥居』のすぐ隣に存在していました。 天童市の誇る農業用水施設のようなので、もっと華々しく観光名所にすれば、歴史の石鳥居と合わせて、名所になると勝手に思うのですが・・・・ 天童市役所の昭和32年(1957)の担当者は、このようにりっぱな案内板を設置して、がんばっていたのに、現在は・・・・ 雑草ボウボウの中に金網がかけられた防火水槽のようなものが・・・
なっ、なんなんだーっ!!空き缶やペットボトル、納豆のプラ容器などなどの格好のゴミ捨て場所になってるじゃあないか!
『かん養施設』が、ひらがななので『缶用施設』と思って、ポイポイ入れていくのかい!?
かん養施設を見てもらうために、あえて暗渠のコンクリート蓋のように水を隠さずに、見えるように金網にしたと思うのだが、これではちょっとまずい。文化遺産の石鳥居までも汚されてしまうような感じがしてしまいます。 周りは清池の工業団地で、大きい工場がいっぱい建ってます。街中の町内会のような、清掃活動はやっているのかいないのかは不明ですが、金網の開閉窓が写真のように小さくては、掃除をしたくとも、かなり長い網で根気良く、拾わなければならないと思われます。 水を地下に浸透させるために、手前の高擶堰から一部を取水しているようです。
高擶堰は工場の中を流れて国道13号線をくぐって、高擶を目指し流れ行きます。 逆さ井戸の東側の高擶堰です。向かって左側に『清池の石鳥居』があるためか、人工的なコンクリートで固めたような河川工事は、されていません。
ここからは晩秋の『清池の石鳥居』になります。
『東根市大森山の磨崖仏』も大森工業団地のはずれにあるし、この鳥居も清池工業団地の中、歴史文化遺産は、山の中とか川辺とかお寺の中とかのひっそりした場所が似合います。 まあレアと言ってもいい『逆さ井戸』レポート了